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2020/05/08 22:22

WEBデザイナーがオワコンになったらどうすべきか、早めに身の振り方を考えておくべきか

個人的に感じてるWEB業界での今後の話なのでどう思うかはそれぞれです。

(押し付けとか強制とかの話ではないです)

 

数年前にこの業務に就けた時には考えもしなかった事を、最近よく考えるようになりました。

 

 

「WEBデザインだけじゃ10年先はないな」と。

 

 

個人的な昔話になりますが、最初にHTMLというものに触れた2004年頃、「XHTML」というものが主流でした。

そして「CSS2.1」の時代。

 

当時は「FLASH」がバリバリ流行ってて、これができたら食って行ける!と言われた時代です。

FLASHを使って作られた“動きのあるHP”みたいなものがWEBデザイナーを目指す駆け出しの若者の憧れでした。

 

そして2020年現在、そのFLASHが今やもうオワコンの時代になってしまいました。

 

言語に関してもどんどん新しいものが出てきてます。

それらを追いかけ続けるだけの人生も正直きついとは思います。

でもWEBの世界で生き残る為にはその努力も必須になってきます。

 

 

WEB業界自体が今後どうなるのかを予想し

数年先がどうなっているのかを踏まえ

今何をすべきかっていうのを考えてみる事が大切かもしれません。

 

 

私は既に後悔している部分もあります。

「3年前にこの事に気付いて行動していれば3年分の知識が何かしらあったのに」という事です。

 

3年後の自分がまた同じ事を言ってるような事のないように、何かアクションを起こしていかないと…と、今焦りを感じている訳です。

 

 

 

これからのWEBデザインで予想される事

 

「AIの発展によってWEBデザインの価値が下がる」

よく言われてるものです。

 

「WEBデザイナー自体が増えて価値が下がる」

これも予想できそうです。

 

「HP作成自体の敷居が下がる」

これはすでにそうなってきてます。

 

「新しい技術がどんどん生まれ、ついていけないと苦労する」

その傾向もすでに見えてきてます。

 

 

つまりWEBデザイナー職の「価値」が今以上に下落します。

今となっては分かり切ってる事ですが、ぶっちゃけ数年前はそんな事思いもしなかった。むしろ考えたくなかった。

ただただ、自分の未来を信じて好きな事をやり続けたいという気持ちだった訳です。

 

 

ただ、そうも言ってられない時代になってきたなと。

 

 

将来性がない職業っていう訳ではないけど、「WEBデザインだけ」の武器では、このままではただの「貧乏コーダー」として一生を終える事になるのは目に見えてます。

 

 

ちなみにWEBデザイナーの平均年収は「300万円」です。

今後この平均はさらにどんどん下がっていくのではないかと。

 

 

今後の対策

 

その現状から打破できそうなものをざっと考えてみました。

それぞれ詳しくは後半で紹介していきます。

 

・アプリ開発等の新しい分野に挑戦

・キャリアパスとしてディレクション職へ昇格

・フリーランスへ移行

・デザイナーからエンジニアへ移行

・マーケティングの勉強

・デザインへステ振り

・WEBデザインをもっと極めて自分への付加価値をつける

・諦めて別の業種へ転職

 

 

時代はすっかりスマホメインになってしまいました。

そして通販時代の到来です。

 

さらにポータルサイトも増えました。

 

美容院は「ホットペッパービューティーあるんで大丈夫!」とか

飲食店は「食べログあるんで大丈夫!」とか

医療系もマイクリニックとかホスピタみたいなまとめサイトが増えました。

 

極めつけはSNSが強すぎるという面です。

ガラケー時代の魔法のiらんどに始まり、mixiやmyspaceはオワコンかもしれないですが、FBやTwitter、インスタはまだまだ需要が高い世の中です。

そしてYouTubeの人気も脅威です。

 

HPで「お問合せ」をもらう為だけのページは不要!と言われる時代が続くかと思います。

「SNSで充分だしHPは作らない」そんな企業が増えだしてます。

 

そうなってくると、企業やユーザーに対して

「じゃあどんなサイトなら作ってあげれるか」

「どんなサイトなら喜んで使ってもらえるか」

という、どんな提案ができるのか?という部分が課題になってきます。

 

単純に「HP作れますよ!」と営業しても、それに対する価値観がこれから下がっていく一方だという事です。

言い方は悪いですが、情弱の企業さんだったら「じゃあ作ります!」と言ってくれるかもしれません。

ただ、今後は企業のリテラシーもきっと上がってくる事でしょう。

「1サイト20万?高いですね」と言われるようなつらい時代になってきます。

 

 

では噛み砕いて詳しく考えていきましょう。

 

 

・アプリ開発等の新しい分野に挑戦

 

これは完全に「時代を追いかける」という手法になる訳ですが

ぶっちゃけ今からでは遅いくらいです。

でも遅くても今からビジネスチャンスがないという訳ではないので

新しい技術を取り入れて、新しい仕事をもらう、という面では有効だと思います。

 

流行の言語であるVUEやREACT、またはPYTHONを勉強するというのもアリです。

 

 

・キャリアパスとしてディレクション職へ昇格

 

WEBデザインをある程度学び、キャリアパスの1つとしてディレクターになるというのも1つの手です。

ディレクターを経験すると恐らく次の「フリーランスへ移行」という面で役に立つのではないかと思います。

 

 

・フリーランスへ移行

 

提案から作成まで自分1人で、または誰かと組んでフリーで案件を受けるというフリーランス。

将来的な目標としてここへと辿り着きたいという希望はあっても、何から始めたらいいのか分からないというのが本音です。

でも実はけっこう簡単で、コネさえあれば誰でも始められるのですから、まずはコネを作る為に何をすればいいのかを考えて行動するのみです。

 

恐らくこのコネを作る行動・信頼を得る為の行動、という部分が最初の壁じゃないかなと思います。

 

 

・WEBデザイナーからWEBエンジニアへ移行

 

WordPressを使ってサイトを作る事ができても、その価値が下がっていくのであれば、次はもっと上のものを目指さなければいけません。

そうなってくると「ECサイト」「会員制サイト」のような一歩先を行った技術を取り入れ、バックエンドに移行するのも1つの手です。

 

 

・マーケティングの勉強

 

これもどちらかというとディレクション寄りの業務になりますが、これができるようになれば「コーダー」「デザイナー」で終わる事なく、サイトのブランディング、リスティング、SNS運用、分析・解析、広告、いろんなコンバージョンへと導く為の武器というものを売り物にできるようになります。

制作だけでなくコンサルもできるようになるので、自分の価値を高める事ができます。

 

 

・デザインへステ振り

 

コーディングがAIでできる時代になるとは言っても、デザイン面では「人間」がまだまだ勝てるとも言われてます。

コーディングスキルも大事ですが、デザインセンスにもステータスを振って、磨いておく事も価値に繋がります。

 

 

・WEBデザインをもっと極めて自分への付加価値をつける

 

例えばPHPをさらに極めてもっと幅広くいろんな事ができるようにスキルアップするのも1つのやり方です。

だいたいのプログラミング初心者は「中級者~上級者レベルまで」継続できない傾向にあるので、ここで極めて「上級者」まで行けたら、受注の質を上げる事ができると思います。

ただし、時代の流れによって単価は下がっていくと思うので結局はどこかで限界を感じるのではないかと予想してます。

 

 

・諦めて別の業種へ転職

 

WEB業界に見切りをつけて別の業種へ移るというのも1つの選択です。

でもそうなりたくないからこそ、こうしていろいろと考えている訳なので、この選択肢はできれば選びたくないですね。

 

 

さらなるスキルアップを目指したい方

 

最近ではWEB上でプログラミングの技術を学べるサイトも多く存在します。

オススメの言語は好みによりますが、探せばいくらでもあります。

きっと自分に合ったプログラミングスクールが見つかります。

 

ドットインストール

3分動画でおなじみ

 

プロゲート

ゲーム感覚で楽しみながら無料でプログラミング学習

 

TechAcademy

自宅で学べるオンラインのプログラミングスクール

 

CodeCamp

現役エンジニアによるオンラインプログラミングスクール

 

DMM WEBCAMP

転職を本気で考えている方向けのプログラミングスクール

 

Tech Boost

エンジニアに特化したオンラインプログラミングスクール

 

.pro

時代はAI!Python特化型プログラミングスクール

 

Tech Kids School

サイバーエージェントが運営する小学生向けプログラミングスクール

 

ポテパンキャンプ

Webエンジニアを多数輩出しているプログラミングスクール

 

 

フリーランスで頑張りたい方

 

WEB上で仕事を引き受け、報酬をもらえるシステム。

いわゆる「クラウドソーシング」の運営サイトも増えました。

 

 

ランサーズ

クラウドソーシングと言えば最大手のランサーズ

 

サグーワークス

日本最大級の記事作成サービス

 

ポテパンフリーランス

フリーランスエンジニアに特化した案件紹介サービス

 

エミリーエンジニア

フリーランスIT/Webエンジニアの案件紹介サイト

 

デジタルハリウッド STUDIO

Web制作会社LIGが運営するWebデザインスクール

 

フューチャリズム

フリーランスでスキルアップしながらしっかり稼ぐ

 

フォスターフリーランス

フリーランスITエンジニアの案件・求人サイト

 

エンジニアルート

フリーランスエンジニア向けIT系案件情報サイト

 

BTCエージェント

フリーエンジニア向け案件を紹介

 

GEEK JOB

未経験からプログラマーへの転職率95.1%!20代第二新卒/フリーター向け

 

あとがき

 

 

もちろんこの他にも無限に選択肢はあります。

今後、自分がどうなりたいか。

10年後の自分がどうなってるのか、なら5年後の自分が何をどうしてるのか。

じゃあ来年は?と。

 

その辺の事を想像した上で「では今何をやるべきか」を考えて、そして行動していかないといけないんやなと思う訳です。

 

 

何かもう「いよいよそこまで来てるんやな…」と感じます。

これは自分が年食ったからこその焦りというものもあるかもですが、まだこれからの人生で数十年働く必要があると考えると、結局は不安でしかないんですよね。

 

 

何もせず待ってるだけで月収が増えた事なんて、私は今までの人生で1度もありません。

お金が増えた時っていうのは必ず何か行動・努力・結果、何かしらのアクションを起こした時だったはずです。

 

もちろん、人によっては何もせずに勝手にお金が入って来た、なんてラッキーな人もいるのかもしれませんが、継続性がないのであればそれは「ただ、ラッキーだっただけ」であって、これからどうなるかなんて誰にも分かりません。

 

収入を少しでも増やしたければ「何かしらの行動」そして努力が必要です。

これからの自分の人生に向き合ってみましょう。

 

地道な行動が数か月後や数年後に差がつく事になるというのは、これまでの社会人経験によってよ~く理解できている訳だし、多分待っていても何か大きなきっかけがない限りは何も変わらない気がします。

むしろ「いつ会社を離れる事になっても大丈夫なように」くらいの気持ちで身の振り方を真剣に考える時間を作ってみましょう。

 

会社に残って仕事を続けるにしても、会社を去って何かを始めるにしても、どちらにせよぶち当たる「何かしらの壁」がいずれは来ると思います。

 

 

現場から以上です!

 

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