2020/05/30 20:59
[WEBデザイン技能検定]2級・3級勉強方法、攻略、出題する問題
「国家資格」…この響き、いいですよね。
就職、転職を考えている方にはこういった資格の保持というのは大きな武器、アピール素材になるかと思います。
「資格を取ろうとする程に意欲がある、努力をした」という結果を見せれる訳ですからね。
今回は2級と3級を保持している私が「どういった勉強をして挑んだのか」また「どういった問題が出るのか」をオススメ対策と共に解説します。
WEBデザイン技能検定とは
以下、公式より引用
ウェブデザイン技能検定は、国家検定制度である技能検定制度の一つとして、
厚生労働省より職業能力開発促進法第47条第1項の規定に基づき指定試験機関の指定を受け、
特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会(以下、当協会)が実施するものです。
試験は実技および学科試験で実施され、
関連国際標準規格等に基づきウェブデザインに関する知識・技能、実務能力等が問われます。
1級の合格者には厚生労働大臣より、2級及び3級の合格者には当協会理事長より、
ウェブデザイン技能士の合格証書が発行されます。
WEBデザイン技能検定公式サイト : https://www.webdesign.gr.jp/
【概要】
詳細は公式サイトに全て載ってますが、簡単に覚えてる範囲でざっくりとだけ説明します。
※1~2年前の話なので当時と現在で変更している部分もあるかもしれません
・3級~1級まである
・学科と実技がある(どちらかのみ合格というパターンもあり、次回に免除できる)
・受験資格の設定があるので要確認
・それぞれ年に4回ほど試験がある(1級は2回?)
・受験料は級により異なる
・決まった期日内に申し込む必要がある(申し込める期間が2週間ほどしかない)
・公式サイトからオンライン申込できる(身分証の画像添付とか必要)
・試験会場は受験票と送られてくる(それまでどこでやるか分からない)
・結果は試験日の約1ヵ月後に公式サイトで発表(点数等は非公開)、合格すれば自宅に証明書が届く
・合格者は名刺等に資格保持者としての公式の技能士ロゴマークを表記できる
・合格率は3級 60-70%、2級 30-40%、1級 10-20%
【2020年、5月現在での資格取得状況(人数)】
・公式サイトに載っていたものを抜粋
1級 93人
2級 2,776人
3級 14,966人
合計 17,835人
1級がまだ93人しかいません、これはハードル高そうですね…
でもご安心ください、3級~2級ならちょっと勉強すれば取得は難しくないはずです。
3級の時の話
これは私の職場からたまたま「WEB検定ってのがあるんだけど受けてみるなら会社から受験料払ってやるよ」と言われ、「タダなら受けてみるか!」と思って受験してみました。
まず、試験対策として職場で買ってもらったこの1冊。
「ウェブデザイン技能検定 過去問題集 3級」という参考書ですが、いったんこの本で勉強を進めていきました。なかなかボリュームがあって読むのも時間がかかりましたが内容的にはよかったです。
【学科対策】
学科試験というのはいわゆる筆記試験ですね。
上記の参考書に模擬試験的なものも載ってるので取り合えずサクっと全部やりました。
で、その時の点数がだいたい「60点」前後…
合格には70点以上が必要なんですよ。
これはまずいと思って、ひたすらミスしやすい問題を繰り返し反復して覚えました。
ちなみに公式サイトにも過去の問題や練習問題が掲載されているので必ずやっておきましょう。
体感的には本番も3割くらいは過去問がそっくりそのまま出題してるという感じでした。
そしてひたすら過去の問題を練習するのに打って付けのコチラ。
過去問クラブ : https://kakomon.club/webdesign/
こちらのサイトは過去問の反復練習に最適です。
自分が間違えやすい問題の統計が見れたり、解いた問題の正解率が見れるのでかなり役立つと思います。
【実技対策】
実技に関してですが、過去問と本番の出題問題の種類というかジャンル的なものは実は全く同じでした。
基本的にはPC上でローカルにフォルダを作って、問題毎に作成したファイルを入れてくっていう感じです。
たまたまそうだっただけか、毎回そうなのかは分かりませんが、過去問の「練習1」が「正常に表示できるようにソースを修正しなさい」という形の問題だったとすると、本番でも「問題1」はだいたい似たような内容の問題でした。
なので、実技の方が特に「過去問と全く同じ内容やん!」という感じがすごかったのを覚えてます。
必ず実技の練習問題もやっておく事をオススメします。
【迎えた試験本番当日の話】
当日は遅刻のないように早めに会場へ到着し、試験が始まるまではひたすらスマホで過去問チェックしておさらい。
試験時間はけっこう長めですが、途中退場も可能です。
ちなみに問題用紙は持ち帰れるので、私は問題用紙に回答した答えと同じものをメモ書きしておいて、翌日の回答の発表と共に照らし合わせてチェックしました。
【合格】
試験翌日には問題の解答が公式サイト上で発表になります。
そして約1ヵ月後くらいに合格者の発表があります。
ちなみに受験票の番号での発表になるので、必ず受験票の番号が分からなくなるなんて事のないように気をつけましょう。
無事に合格すると証明書が届きます。
2級の時の話
3級を合格したので私の場合はその時点で2級を受ける資格をゲットできたのですが、約1年後に恐る恐る2級へチャレンジ。
その時に買った参考書は「ウェブデザイン技能検定 2級ガイドブック」という本でした。
こちらの本もなかなかオススメで、「ネットチャレンジ」という練習問題が解けるサイトへのログインパスワード付きでした。
申込をしてから約1ヵ月、この3種の練習問題をひたすら解きました。
・参考書の練習問題
・公式サイトの練習問題、過去問題
・過去問クラブ
ただ、何回模擬試験的な感じでやってもだいたい私のアベレージは60点台…
なかなか冷や冷やモンでした。
【学科対策】
ひたすら過去問をやってて分かった事は「出題範囲が広い」という事。
そして3級の時に比べて2級は専門的な知識が必要になるという事。
普通にWEBデザイナーやってるだけではなかなか知る事のないような事も山ほど出てくるイメージでした。
実際に過去問を解いてみて感じてみてください。
【実技対策】
実技に関しては2級は難易度が上がります。
フォトショを使ってgifアニメを作成するものとかありました。
後は適切なpath設定ができるか。
さらにJavascriptを使って何かしらのアクションをさせるような記述とかですね。
問題の内容の意味をよく理解して「何をどうすべきなのか」を把握して作業する事が大事です。
ちょっとでも問題の意味を間違えると大変な事になります。
【2級試験当日】
試験会場は前回の3級の時と同じ場所でした。
実際に試験を受けた感触としては、「3級の時より時間が足りない感がある」という事でしょうか。
学科はけっこう時間ギリギリまで見直しを繰り返しました。
実技に関しても制限時間120分だったと思いますが、けっこうな時間を費やして5問解いたと思います。
ただ、練習問題とほぼ同じジャンルの問題が出てたのでなかなか手ごたえは感じました。
【合格】
試験翌日には問題の答えのみ発表されますので必ずチェックしましょう。
そして合格発表となる1ヵ月後、公式サイトを何度もリロードしながら結果を待ちます…
2級は3級よりも受験料も高いのでかなりドキドキです。
何度も自分の受験番号を確認しながら公式サイトとにらめっこ…
そしてその数日後には証明書が自宅に届きます。
これが届いた時が最高の瞬間でした。
「あ、本当に受かってたんだな」と実感できる瞬間です。
まとめ
さて、WEBデザイン技能検定についての話、いかがだったでしょうか。
私の場合は仕事で使う名刺に一応公式の技能士ロゴマークを表記してますが、ディレクター職ではないのでそんなにクライアントと顔を合わせる事もなく、名刺交換する機会もほぼありません。
ただ、今後もし転職が必要となった場合や、個人的なフリーランスでの活動がメインとなってくればその時に多少の効果は発揮できる…かな…?というレベルです。
アピールする機会は今のところ全然ありませんが、持ってて損はない資格ですね。
「国家資格」という言葉の響きだけで「おぉ~なんかすごい」と思わせる事もできるので、ぜひちょっとでも興味のある方、WEB業界でガッツリと働きたい方にはオススメだと思います。
少しでも資格受験の為の参考になれば幸いです。
では現場から以上です!
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